定義
権限とは、メンバーが Talevis 上の機能やデータに対してどこまで閲覧、編集できるかを定義する設定です。メンバー、プロジェクト、カスタムメニューのほか、アサインやスキルにも機能固有の権限があります。
基本構造
権限は、メニューやタブごとにロールへ設定します。メンバーには、全員ロールと、その人に割り当てたすべてのロールの権限が適用されます。
まず「どの対象を表示できるか」を決め、その範囲内で「基本情報を編集できるか」「各タブを閲覧・編集できるか」を分けて考えます。
メニューの表示範囲
閲覧できるメンバー、プロジェクト、カスタムメニューのデータを決めます。基本情報とすべてのタブに共通する上限です。表示範囲外の対象は、タブの権限があっても利用できません。
基本情報の編集範囲
メニューの基本情報を編集できる対象を決めます。基本タブ、データベースタブなど、タブ内の編集権限とは別の設定です。
タブの閲覧・編集権限
メニューの表示範囲内で、タブごとに閲覧・編集できる対象を決めます。基本情報の編集範囲が「なし」でも、タブ内の入力や更新を許可できます。
例えば、対象メンバーの氏名や所属組織は変更させず、任意のタブへの入力だけを許可できます。
アサインや予実は専用の権限・利用条件に従います。後述の各項目を参照してください。
機能の単位
メニュー
- メンバー
- プロジェクト
- カスタムメニュー
- アサイン
タブ
- 各メニュー配下の基本タブ、データベースタブ、アサインタブ、スキルタブなど
メニュー権限の範囲
メンバー
- 全て
- 所属組織のみ
- 自身のみ
- なし
プロジェクト
- 全て
- 所属組織のみ
- アサイン分のみ
- なし
カスタムメニュー
- 全て
- 所属組織のみ
- なし
所属組織のみの意味
「所属組織のみ」は、自分が所属する組織だけではなく、その配下組織も含みます。詳細は 組織 を参照してください。
タブの対象範囲は、そのタブがあるメンバー、プロジェクト、カスタムメニューの所属組織で判断します。データベースタブの行を作成した人の所属組織ではありません。
データベースタブの閲覧する行
メンバー、プロジェクト、カスタムメニューのデータベースタブでは、閲覧できる対象範囲に加えて、ロールごとに「閲覧する行」を設定できます。
- すべての行:閲覧できる対象のタブにある、すべての行を表示します
- 自分が作成した行のみ:閲覧できる対象のタブにある行のうち、自分が作成した行だけを表示します
複数のロールが適用される場合は、対象範囲と行の条件をロールごとに判定し、各ロールが許可した行を合わせて表示します。
「自分」はログインしている利用者を指します。メンバーメニューの「自身のみ」が自分のページを対象にする設定であるのに対し、「自分が作成した行のみ」は行の作成者を条件にする設定です。
例えば、佐藤さんが田中さんのページに回答を登録した場合、その行の作成者は佐藤さんです。田中さんのページにあるからといって、田中さん自身の作成行にはなりません。
作成者と既存データ
- 行の作成者は、登録した利用者です。別の人が更新しても作成者は変わりません
- 作成者が記録されていない既存行は、誰の「自分が作成した行」にも該当しません。その行を閲覧するには、対象範囲内の「すべての行」の閲覧権限が必要です
- 既存行の作成者が自動で補われたり、ページの対象者へ変更されたりすることはありません
- 他の人が代理で登録した行も、実際に登録した人の作成行として扱われます
編集・削除と並べ替え
新しい行の追加には、対象を表示できることと、タブの編集権限が必要です。既存行の更新・削除には、その行を閲覧できることも必要です。
「自分が作成した行のみ」を閲覧できる人にタブの編集を許可すると、自分の行を追加・更新・削除できます。ただし、別ロールによって他の人の行も閲覧できる場合は、編集権限の範囲内でその行も更新・削除できます。「自分の行だけ編集でき、他の人の行は閲覧だけ」という設定にはできません。
行の手動並べ替えには、対象のすべての行を閲覧・編集できる権限が必要です。自分が作成した行だけを閲覧できる場合は、手動で並べ替えできません。
行内の項目はまとめて扱われます
閲覧・編集の制限は行全体に適用されます。例えば360度評価で、評価者の回答と上長コメントを同じ行に登録した場合、回答は表示して上長コメントだけを非表示にすることはできません。編集を許可すると、その行の項目の変更や行全体の削除もできます。
評価者に見せないコメントは、閲覧権限を分けた別のタブに登録してください。
複数のロールを持つ場合
各ロールが許可する範囲を合わせて適用します。あるロールを「なし」や「自分が作成した行のみ」にしても、他のロールが許可している閲覧・編集を取り消すことにはなりません。
全員ロールも組み合わせに含まれます。 全員ロールが同じ対象・タブのすべての行を閲覧できる設定の場合、回答者用のロールだけを「自分が作成した行のみ」に変えても、他の人の行は非公開になりません。ロールの図解も参照してください。
対象範囲と行の条件はセットで判断します
データベースタブでは、同じロールの「閲覧できる対象範囲」と「閲覧する行」を両方満たす行を表示し、各ロールが許可した行を合わせます。
例えば、メニューの表示範囲が「全て」で、同じタブに対して次の2つのロールを持つ場合です。
- ロールA:対象範囲は「全て」、閲覧する行は「自分が作成した行のみ」
- ロールB:対象範囲は「所属組織のみ」、閲覧する行は「すべての行」
この場合、所属組織内の対象ではすべての行を、所属組織外の対象では自分が作成した行だけを閲覧できます。「全て」と「すべての行」を別々のロールから組み合わせて、組織外の他の人の行まで閲覧できるわけではありません。
機密情報を扱う前に、全員ロールを含むすべての適用ロールを確認してください。システム管理者は、引き続きすべての行を閲覧・編集できます。
アサイン権限
アサイン権限は、ロールごとにメンバー側とプロジェクト側の閲覧・編集範囲を設定します。アサインの閲覧、編集可否は、対象メンバーと対象プロジェクトの両方がそれぞれの範囲に含まれるかで決まります。
閲覧
- 対象メンバーを閲覧できる
- かつ、対象プロジェクトを閲覧できる
編集
- 対象メンバーを編集できる
- かつ、対象プロジェクトを編集できる
プロジェクト側が アサイン分のみ の場合は、既に関連があるものだけ編集可能になるため、新規登録できないケースがあります。
アサイン権限の範囲は、メンバーメニューとプロジェクトメニューの閲覧範囲を超えて設定できません。メンバーまたはプロジェクトのアサインタブを編集できるかは、対象側のアサイン編集権限によって決まります。
タブ権限
- タブの閲覧・編集範囲は、メニューの表示範囲を超えられません
- メニューの表示範囲が「なし」の場合、そのメニューのタブも利用できません
- 基本情報の編集範囲が「なし」であることだけを理由に、基本タブやデータベースタブの編集が禁止されるわけではありません
アサインタブ
- 閲覧はタブ権限と上位メニュー権限に従います
- 編集はアサイン機能側の編集権限にも依存します
スキルタブ
- スキル値の編集は、メンバー側のスキルタブ権限に依存します
スキル権限
スキル機能の利用・編集と、メンバー詳細にあるスキルタブの閲覧・編集は別に管理されます。
- スキルメニュー権限:ロールごとに編集権限の有無を設定します
- スキルタブ権限:対象メンバーのスキル値を閲覧・編集できる範囲を設定します
スキルセット、分類、スキル値マスタはシステム管理者が扱います。
予算/見込/実績の補足
- 予算/見込/実績は、通常のロール権限を設定して利用範囲を切り替える機能ではありません
- 利用するには、機能設定で
予実管理を有効にする必要があります - 現状、予算/見込/実績の一覧、編集画面、メンバー・プロジェクトの予実タブを利用できるのはシステム管理者のみです
- 予実タブは通常タブと異なり、タブ設定画面から権限編集できません
活用方法
- 機密情報の閲覧範囲を制御する
- 役割ごとに編集可能範囲を分ける
- 組織階層に応じて閲覧範囲を調整する
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